責任感あるリーダーとして限界まで努力をして
患者様を支えることができたけど
自己肯定感は下がるばかり。。
心と身体のケアを求めてきて
くださったMさん
(29歳、医療センター勤務 看護師)
この体験談は昨年、『看護師として、もう一度やり直す。心と身体の両方の痛みで苦しんだ経験から、同僚を支えていく。』という目的のもと、1年コースを始めたクライアントのMさんが言葉にしてくださった内容です。(所属やプライバシーが推測できる個所は削除しました。)
自分と向き合うために嫌な体験にも真摯に向き合い、振り返りを行われたMさんを心から尊敬しています。Jump inをしてくださったMさんのチャレンジ精神に感謝と御礼を申し上げます。
私は14歳の時、兄弟の病気をきっかけに看護師を目指しました。看護師になってからは県の医療センターに務めていました。リーダーになったあと、責任感が強すぎるのか、些細なことが見逃せないのか、あまりチームがうまく機能しませんでした。しばらくすると、自分のふがいなさを感じてメンタルが低下してしまいました。
その間もコミュニケーションの講座や役職の講座にも出て、また上司や友人にも援助を求めましたが、その組織自体が忙しすぎてサポート体制が実働していないため、あまり相談もできず、自分の気持ちを抑える日々でした。また指示命令も苦手で、その分、自分がやってしまい、結果として燃え尽き症候群になり、これ以上いても周りに迷惑がかかると思い休職しました。
休職から1か月半たった時、少し元気が出てきたので、今後の対策を考えていた時、阿部さんのHPを見て無料体験セッションに申し込みました。無料体験セッションでは、私の状況を1時間ほど聴いてもらいましたが、今までの状況ばかりで、「Mさんはその時、どう感じていたのですか?」「本当はMさんはどうしたかったのですか?」と聞かれたとき、何も答えられませんでした。クリニックやカウンセリングはしていたけど、根っこの自分の気持ちにはフォーカスができていなかったようでした。また30分はzoom越しに呼吸や身体のチェック、自律神経の状態や睡眠の状態をチェックしていただき、身体もボロボロだと分かりました。実際、4kgは痩せていたので、やっぱりそうか~と思いました。
その後、いろいろをお話をして、医療職に復帰するなら、心だけでなく身体のケアも必要だと二人で納得しました。阿部さんはリハビリ職で医療センターも務めていたので、看護師の業務も理解してくれていたのがありがたかったです。守秘義務が必要な職種ですが、同じ医療職として、それをくみ取ってくれるカウンセリングもありがたいです。施術は身体のゆがみや緊張の緩和だけでなく、インソールも作ってもらいました。散歩が好きなので、インソールをいれて外出しています。今は少しずつご飯も食べれるようになり、自律神経も落ち着いてきていると思います。看護師なので心と身体が両輪だと分かっていましたが、自分がその立場になったことで、本当にその通りだと感じる毎日です。今は心を7割、身体を3割のペースでケアしています。
回復して職場復帰して、また現場でしっかり働くまでには1年はかかると思いますが、職場復帰を焦って、ホルモンのバランスを崩してぶり返す同僚や体力がついていかずに苦しんでいる同僚も見てきたので、私は焦らず取り組んでいます。看護師は一生の仕事として考えているので、今はメンテナンスの時期としてわりきって、心と身体を大事にしています。(2024年12月)
仕事も家庭も安定している。
でも、なぜか『充足感』が足らない。。
その気持ちを知りたいと
飛び込んできてくれたKさん
(42歳、本部マネージャー)
この体験談は先月、『自分の納得いく人生を生きる、充実感をもって心ある道を歩く』という目的のもと、1年コースを始めたクライアントのKさんが、今までの振り返りをかねて言葉にしてくださった内容です。(企業名やプライバシーが推測できる個所は削除しました。)
恥ずかしさや戸惑いも感じながらも、過去の自分を整理するためということで、思い切りよくシェアいただきましたKさんに、心からの感謝と御礼を申し上げます。
3年前、マネージャーになりました。部下の指導は場数をこなし、またセミナーへの参加を続ける中で、成果が徐々に現れていました。クライアントさんや家族との関係も良好で順調でした。1年が経過し仕事に慣れて視野が広がると、部下に対して「どうしてできないのだろう」と不満を抱くようになりました。ハラスメントを気にしながらも「モデルがあるから真似をすればいいじゃん。なんでやんないの。」という小さな認識のずれが生じはじめ、少しずつ部下を衝突することも増えました。また、上司の目も気になりはじめ、その場を取り繕うことが優先となり、大事にしていた「自分の成長」が停滞していくのを感じ、焦りが強くなっていきました。気がついたら身体が重くなり、人の視線も気になるという悩む日々が1年続きました。
1年前、あるセミナーでコンサルティングの人と出会いました。そこでは外的評価基準である問題解決能力を高める方法、管理職に必要なコミュニケーション能力を学びました。その成果か、徐々に仕事も周りはじめ、部下とのぎくしゃくは合ったものの、上司からは評価されて、安心感を感じながら仕事に向き合うことができました。私もこの時、これで復活だな。と元気があったのを覚えています。
半年前の検診の際、異常なところはなかったのですが、妙に疲れる、やる気もでにくいという感覚を感じました。まだ40前半なので身体の疲れだと思い、ほっときました。
4か月前、社内のコーチング研修で「トランジション」について話し合った際、自分の充実感について考える場面がありました。20代から成長を大切にしてきたので「成長=充実感」だと思っていたのですが、講師から『成長した結果、何を感じるから、何を得るから、充実感を感じるのですか?』と聞かれました。はじめは何を言われているのか分からなかったので戸惑ってしまいましたが、また講師から『Kさんは何らかの感情を得るために成長に挑戦し、その結果、何らかのものを得た時に充実感を感じるのだと思いますが、合っていますか?』と聞かれました。続けて『Kさんが大切にしている気持ち、感情はなにかありますか?』『その気持ちを大切にしていくことで、トランジションがスムーズに進むと思いますがいかがでしょうか』と聞かれました。正直、ピンとこなかったのですが、自分がまだ気がついていない気持ちがあるようなので、それは知りたいな。と感じました。研修後、妻にそのことを話すと、『あなたがいつもいっている〇〇なんじゃないの?』と言われました。しかし、私としてはそうかな?それが大事なのかな?と直感的に感じました。
自分の気持ちってなんだろうと思いながら過ごしていて、たまたまインスタで阿部さんのを見て、何かわかるかなという軽い気持ちで無料相談に申し込みしました。残念ながら無料相談では、その答えははっきりしなかったのですが、自分が尊敬していた方の生き方と自分の生き方がずれている、自分が思っていた道とずれているということが分かりました。またなぜ成長を大事にしてきたのかも分かりました。あとネガティブな感情もありましたね。これからまだ出てくるのか分かりませんが、阿部さんが言われた光の部分と影の部分の統合には興味があるので、そこはしっかりと向き合いたいと思います。
今後は「なぜ成長を大事にしてきたのか」、「成長の先に得たかった感情とは何か」、「本当に望んでいた“充実感”とは何か」を掘り下げていくとのことで、とても楽しみです。外的評価基準は報酬に直結なのでとても大事ですが、それを支える内的評価基準をしっかり整えて、仕事をやっていくつもりです。あと身体のメンテナンスもよろしくお願いします。カスタマイズしてくれたトレーニングメニューがんばります!(特に青竹踏みは家族でやってます!)。まだ始まったばかりで、この先どうなるか分かりませんが、やりきることを目標にします。